宮崎駿監督・スタジオジブリ制作による歴史ファンタジー巨編(1997年)。室町時代の日本を舞台に、タタラ場を率いる人間と、森を守る神々との凄絶な闘いを描いています。大自然のモデルとなった屋久島の原生林や、伝統的な鉄づくり「たたら製鉄」が栄えた中国山地のロケーションが融合した珠玉の聖地巡礼が楽しめます。
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白谷雲水峡 — もののけ姫の森宮崎監督公認
宮崎駿監督とスタッフが幾度もロケハンに訪れ、美術監督の男鹿和雄氏が生命力溢れる深い森の背景画を描き上げた公式モデル地。標高600mから1000mに位置し、一面を深い緑のコケに覆われた岩や樹齢数千年の杉、清流、および霧が立ち込める幻想的な風景は、まさに劇中の「シシ神の森」そのものです。
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太鼓岩 — アシタカとモロが見つめた大パノラマ公式認定
白谷雲水峡の最奥部、原生林を抜けた先にある巨大な一枚岩。劇中でアシタカがモロの君と出会い、眼下に広がる広大な森と人間が住むタタラ場を見下ろしたシーンのモデルとされています。天気が良ければ宮之浦岳をはじめとする屋久島の連峰を一望できる圧巻の大パノラマが広がります。
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縄文杉 — 森 de 長老・シシ神を想起させる巨樹視覚的イメージ
樹齢が古いもので7000年以上とも言われる、屋久島最大にして日本最古の屋久杉の巨樹。そのゴツゴツとした圧倒的な幹のうねりや、植物が着生しコケに覆われた姿は、まさにシシ神(ディダラボッチ)のような神々しい生命力の象徴であり、映画のコンセプトアートに影響を与えたとされています。片道5時間の本格登山が必要。
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菅谷たたら山内(島根) — タタラ場の公式モデル公式認定
エボシ御前率いる「タタラ場」の公式インスピレーションモデル。日本で唯一、江戸時代から昭和初期まで実際に稼働していた「たたら製鉄」の主要施設「高殿」が完全に保存されています。木造の巨大な高屋根や、土造りの炉、ふいご(送風装置)など、劇中で女たちが足で踏み抜くタタラ作業のリアルな姿を学ぶことができます。
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中国山地 — たたら製鉄の歴史の山々地域的イメージ
島根県と広島県の県境にまたがる中国山地。古来より日本一のたたら製鉄の産地であり、鉄を製造するために山を削り、木を切って薪炭とした歴史は、まさに映画における「森の神々と人間の対立」のテーマそのものです。奥出雲町周辺には、たたら製鉄にまつわる数多くの遺跡や資料館が点在しています。
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三峯神社(埼玉) — モロの一族を祀る狼の聖地視覚的イメージ
秩父の山奥、標高1100mの山頂付近に鎮座する古社。日本国内では数少ない「ニホンオオカミ(1905年に絶滅)」を神の使い「お犬様」として祀る神社です。境内の狛犬はすべてオオカミの像であり、立ち込める深い霧と静寂な山の空気は、犬神モロの一族の縄張りに迷い込んだかのような臨場感を与えてくれます。
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白神山地 — 世界遺産のブナ原生林視覚的イメージ
青森県と秋田県にまたがる、東アジア最大規模のブナの原生林。1993年にユネスコ世界遺産に登録されました。屋久島が杉とコケの森であるのに対し、こちらはブナを中心としたブナ林で、宮崎監督が屋久島と並び「太古の日本の森」のイメージベースとして公言した二大森林聖地の一つです。一部散策路のみ見学可能。
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熊野本宮大社 — シシ神の精神世界のルーツシシ神の森
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中核。熊野の深い山々と、自然そのものを神格化するアニミズム信仰は、本作のテーマである「森の神々と人間の調和」やシシ神のビジュアルイメージの精神的な基盤とされ、ファンの間で聖地巡礼地として深く愛されています。公式の言及はありません。